前回テスト的にA4サイズに描いたものを、実際の漫画原稿サイズに嵌め込んでみました。前回トーンブラシでザクザク描いた箇所は、フォトショで線数を指定してグラデーション部分をトーン化するために、グレースケールで描き直しています。前回が、キャラクターを漫画のコマ運びの中で表現してみるテストなら、今回は漫画原稿を作成するテストということになります。
Frescoは直感的でとても絵を描くことに優れたソフトウェアです。ただ、漫画原稿を作成するとなると、機能的に不足しているところがあります。Frescoではカラーかグレースケールまでしかできません。トーンブラシもありますが書き出し形式でTIFFは選べませんし、グレースケール画像を2階調化する機能もありません。そもそもB4で600dpiの原稿は、ピクセル数の制限によりできません(そのあたりのことはここで「備考(余談):」として、ピクセル数について書いています)。ただ断ち切りでのサイズくらいまでなら600dpiがいけるんです。ということで、まずはテストです。
Frescoで断ち切りサイズで600dpiで描いた原稿をJPEGで書き出し、Macへ移しPhotoshopで開きます。グレースケールにして、2階調化(60線、45度、円)にしてみました。





最後にTIFF形式で保存したものが下記になります。(↑のサムネールはTIFFをそのまま表示できないのでTIFFから再度JPEGにしたものです。)
2階調化する前のグレースケールデータは下記です、これがFrescoで描いたとこまでになります。
→グレースケール2階調化600dpi断ち切りサイズ(12.4MB)
TIFFはブラウザで見れませんから、手軽に比較しやすいよう2階調化してから更にJPEGにしたものも下記へ貼っておきます。
→2階調化600dpiをグレースケールにしたJPEG(25.9MB)
いずれも全て原寸です。
今回使用した断ち切りサイズのテンプレートは下記になります。(あらかじめ断ち切りサイズなので、SNSに公開する等の目的なら、この方があとでカットしなくて便利だなと後で思いましたw)
“断ち切り漫画原稿用紙PSD(600dpi)” をダウンロード comic_b4_cutoff.psd – 6 回のダウンロード – 15.31 MB “断ち切り漫画原稿用紙JPEG(600dpi)” をダウンロード comic_b4_cutoff.jpg – 7 回のダウンロード – 3.91 MB “断ち切り漫画原稿用紙AI(AdobeIllustrator)(600dpi版)” をダウンロード comic_b4_cutoff.ai – 7 回のダウンロード – 1.89 MB以前、こちらで紹介したテンプレートの断ち切りでトリミングしたものになります。(ファイル名が comic_b4_cutoff.psd などとなっていますが、断ち切りでトリミングしているので外サイズがB4って意味ではありません m(_ _)m)
イラレにトンボきってこのTIFFを張り込んで、場合によっては台詞もいれて入稿データにすれば、クリスタじゃなくFrescoででも漫画原稿描けるかなぁ、などとと考えています。
とりあえずこの1枚だけを印刷所に出すわけにもいきませんが。一応、近々印刷してみて塩梅をみてみようと思っています。良さそうなら、断ち切りの外の塗りたしまででカットしたテンプレートも作って試してみようと思います。(そこまでiPadProとFrescoでにこだわるか!!!w)…ってかフォトショで2階調化する前提でフレスコではグレースケールまでしかやらないなら350dpiでもいい気がしてきたな…まぁ今のところは慣れた600dpiでやるけど(笑)
追記:
塗りたしまでの製版サイズのテンプレートを作ってみた。次回はこちらを使って試してみようと思います。
“製版サイズ漫画原稿用紙PSD(600dpi)” をダウンロード comic_b4_cutoff2.psd – 7 回のダウンロード – 34.53 MB “製版サイズ漫画原稿用紙JPEG(600dpi)” をダウンロード comic_b4_cutoff2.jpg – 6 回のダウンロード – 4.70 MB “製版サイズ漫画原稿用紙AI(AdobeIllustrator)(600dpi)” をダウンロード comic_b4_cutoff2.ai – 6 回のダウンロード – 1.88 MB上記のPSD版(comic_b4_cutoff2.psd)は2レイヤー構成でトンボのみのレイヤーも含めました。イラレへ貼り付けるときの目安にもなるかなと。
【使用例】

その他メモ:
枠線の太さは丸ペンで太さ0.8(0.8mm)、横の区切りの空白の幅は1cm。絵の部分はGペンで12.0、墨(グレースケール)は14%〜50%くらいで限りなく黒に近いところで90%くらい(Frescoでの2階調化前グレースケール画像)
2階調化前提のグレースケールで注意していることは、グラデを多用するとトーン化した時に情報量が多くなって見づらくなるので、構図や意図を明確にしておくこと。とくに薄いグラデは漠然と使わず、可能なら墨ベタと白でシンプルに、といったところ。
下記は、2階調化してトーン化したものを、A4に出力してみたもの。まぁ良い感じかな。


